絵本を読み込む
こんばんは。
今日も遊びに来て下さってありがとうございます。
絵本を繰り返し読むことのメリット第二弾です。繰り返し読むことの大きなメリットの1つに、読み手が絵本を読み込めるという事があります。絵本も何度も読むと、その絵本の持っているリズムやニュアンスがだんだん分かってきます。特に「」の台詞が誰の言葉なのか、初見だと分かりにくいことも多いのですが、回数を重ねて読む事でそれも把握できます。
例えば「ぐりとぐら」で、どれがぐりの言葉でどれがぐらの言葉なのか分かっていて読むのと、分からないで読むのとでは、読み聞かせのクオリティが全然違います。勿論、分からなくてもただ読むだけなら出来るのですが、ただ読んでいるだけになってしまい、お話の理解も浅いものになってしまいます。読み手の理解が浅いと、子供に伝わるものも浅くなってしまいます。
にしまきかやこさんと、もりひさしさんの「ちいさなきいろいかさ」という絵本があります。これは台詞だと思われる言葉にも「」がついていないので、僕はしばらくの間、読むのにとても苦労しました。ただ読んだだけでは、つまらない読み聞かせになってしまいました。
ところが、苦労しながらも何度も読んでいる内に、だんだんその絵本の世界観が心に入ってきました。そうすると、読み聞かせの質も自然と上って、子供たちもより楽しく聞けるようで、我が家の双子は、その当時、ちょうど初めての傘を買ってもらったこともあってか、そのお話が大好きになり、毎日のように本棚から持ってきたり、絵本の中の言葉を覚えて、二人で「ちいさな傘ごっこ」をしたりしていました。
何度も読んで、読み手が理解を深める事はとても大切なことなのだと実感しました。
- 作者: もりひさし,にしまきかやこ
- 出版社/メーカー: 金の星社
- 発売日: 1971/02
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
にほんブログ村